「中国の2023年の経済成長率は5.2%で、世界の主要エコノミーの中で上位となった」国家統計局は17日、2023年の中国経済の成績表を発表した。速報値によると、23年通年の国内総生産(GDP)は126兆元以上で、比較可能な価格で計算すると6兆元以上増えた。これは中等規模の国の1年のGDPに相当する。この成績は年初に立てられた5%前後の目標を上回っただけでなく、世界経済成長への寄与度も30%を超え、世界経済成長の最大のエンジンになる見込みだ。
世界経済の発展がペースダウンすると予想される中、多くの国際機関は中国の経済成長への期待を維持している。国際通貨基金(IMF)や経済協力開発機構(OECD)などの多くの国際機関はこのほど、2024年の中国経済の成長に期待すると表明した。
「中国経済が再び力強く成長」独週刊誌「デア・シュピーゲル」は17日、「中国経済は回復中だ。年末に成長が加速し、年間で成長率が5.2%にのぼり、政府が年初に立てた5%前後という目標を上回った」と伝えた。独紙「ディー・ツァイト」は、「中国の23年第1-4四半期の経済成長率は4.5%、6.3%、4.9%、5.2%で、低いところから上がり安定する流れを呈した。世界2位のエコノミーの経済が力強く回復していることは明らかだ」と伝えた。
北京大学経済学院の曹和平教授は17日、「環球時報」の取材に対して、「中国の現在の経済モデル転換及び高度化は非常にハイペースで、特にハイエンド製造業とデジタル経済の発展がそうだ。経済において高い割合を占める不動産業界が低迷しながらも、中国の経済成長率は5.2%にのぼった。これは中国経済の高品質発展が安定的な上昇期を迎えたことを意味する」と述べた。
多くのグローバル企業も中国事業の発展に十分に自信を持っている。韓国産業研究院が17日に発表した在中韓国企業2024年ビジネス信頼指数は14ポイントも伸びた。複数の中国経済学者は17日、「環球時報」の取材に対して、今年の中国経済の最大の見所は主に、産業のモデル転換及び高度化に現れると述べた。中国はハイエンド製造業を中心とする高品質発展のモデル転換及び高度化の道を疾走中で、中国経済のさらなる飛躍を実現するだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月18日