「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が1月26日に正式に始まる。数十日間の全国の地域を跨ぐ人員流動量は90億人にのぼる見込みだ。うちマイカーによる移動は約72億人で、いずれも過去最大。「史上最も忙しい」と呼べる春運は、中国の溢れんばかりの活力を示す。
2024年の春運の全国の鉄道旅客数は4億8000万人に、民間航空旅客数は8000万人以上になる見込みだ。鉄道、道路、水運、民間航空を含む伝統的な営業性旅客数が全面的な回復を迎え、全体で前年同期比約40%増の18億人以上にのぼると見られる。
中国は長年の取り組みにより、世界最大規模の高速鉄道網、高速道路網、世界レベルの港湾クラスタを持つ。2023年末時点の中国の鉄道総延長は15万9000キロで、うち高速鉄道は4万5000キロ。中国の自動車産業は正式に生産・販売台数3000万台の新時代を迎え、全国の動力車保有量が4億3500万台にのぼった。「8縦8横」高速鉄道網がより密になっている。特に西部地区の貴南高速鉄道、麗香鉄道、川青鉄道など一連の新路線・新駅が使用開始され、一部の奥地及び民族地区の人々が初めて列車で帰省し、年を越す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月26日