スイスメディア『Blick』は 先ほど、「中国人が欧州人を大きく突き放す」というタイトルの記事を掲載した。世界で最も重要な上海のモーターショーを見た際、中国の自動車産業がますます良くなり、外国の競合他社を凌駕しているのを目の当たりにしたと伝えている。

　中国は人々の想像以上に電気自動車へ投資している。中国で新規登録された自動車のうち約3分の1がハイブリッド車や電気自動車だ。上汽、比亜迪（BYD）、長城、吉利などの中国メーカーは新ブランドを立ち上げてさまざまな新車を発表し、魅力的なデザインと最先端の技術で深い印象を与えている。これらの自動車は世界の他地域に輸出することもできる。

　各ブランドの展示ブースを訪れても、ガソリン車はほとんど見かけない。ZEEKR、上汽栄威、上汽名爵（MG）、哈弗、蔚来の大ブースでは、自動車の未来が電気自動車であることが分かる。一部のデザインは依然として欧州モデルをベースにしているが、それでも巧妙で美しさを感じる。中国の自動車はインテリアの質も高い。そして最新の運転支援システム、巨大なタッチスクリーン、その他の電子技術革新でも、中国メーカーは手を抜かない。ドアを開けると、顔認証、レーザーセンサー、マッサージチェア、革新的な照明技術などが多くの車に搭載されている。コックピットには大型スクリーンがあってジェスチャーや音声操作ができ、そこにはもちろん人工知能（AI）が入っている。

　中国人は革新の精神と勇気を多く持っている。欧米で車種のサイクルは一般的に7年なのに対し、中国ブランドの行動はより速く大胆だ。中国の顧客は、できるだけお金をかけずにより良い自動車を買いたいと考えている。

　中国市場に対する欧州の支配はすでに終わった。中国メーカーは欧州の競合他社に対し、中国だけでなく、欧州市場でもプレッシャーをかけている。まだ欧州に参入していない中国ブランドもあるが、吉利、長城、蔚来などの中国メーカーは欧州大陸にずっと注目している。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年1月30日