春節はUターンラッシュを生み、決済消費を盛り上げた。
活発な移動は消費の活況をもたらした。微信が発表したデータによると、春節中の北京、上海、広州、深センを除き消費が最も活発だった3都市は、重慶、成都、西安。オフライン消費の伸び率が最も高かった都市は、臨沂、石家荘、ハルビン、鄭州、南陽。
年末年始にドラマ「繁花」が好評を博した。作中に登場するものと同じ料理が多くの消費者を集めた。支付宝のデータによると、黄河路の年越し料理は旧暦大晦日の1週間前に予約でほぼ埋まり、消費額が前年比で8倍増加した。
微信のデータによると、今年の春節の入浴・ヘルスケア消費は前年比で20%超増加した。支付宝のデータによると、入浴消費を好む人の6割以上が90年代生まれと2000年代生まれだ。瀋陽は入浴サービス消費額で全国をリードした。
またネット人気都市も注目を集めた。同程旅行のデータによると、一部のネット人気都市は春節連休中に検索数が増え、伸び率が高かった。前週と比べると、洛陽の検索数は188%増、淄博は176%増、西安は111%増。
オフラインとオンラインで好調、新たな活力を見せる消費
増値税発票のデータによると、今年の春節中の全国のサービス消費関連業界の1日平均売上は前年同期比52.3%増だった。観光、宿泊、飲食サービスの消費が急増し、文化スポーツサービス消費の活況度が上がった。
微信のデータによると、今年の春節中の飲食の小程序による予約件数は前年比36%増で、宿泊類は19%増。ファーストフードのオフライン消費量は59%増、軽食は35%増で、例年であれば年越しの一家団欒で選ばれる正餐を上回った。フィットネス・運動用品の購入量が前年比で63%増加した。
また人々のライフスタイルの変化や若者の帰省に伴い、コーヒーの消費も徐々に新年の「新習慣」になっている。今年の春節中のカフェの消費量は前年比で40%超増加した。
オンライン決済について、網聯清算公司と中国銀聯の今年の春節(旧暦の大晦日から1月8日まで)のオンライン決済1日平均処理数は前年同期比18.6%増の26億3000万件で、金額は同8.0%増の1兆2500億元だった。
春節中、越境消費が活況
支付宝のデータによると、今年の春節中の域外訪中客の消費額は前年比で500%増加し、域外客とビジネスを行う店の数が前年同期比で560%増加した。域外客が訪中し、大陸部客が域外に出る。データによると、今年の春節中の微信支付の域外決済件数は前年比で2.4倍弱増加した。支付宝ユーザーの域外消費額は前年比140%増で、うち東南アジアの消費額は580%増。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月20日