中国は自動車保有台数と自動車消費量で世界一になっている。新車を購入した後、中古車はどこに向かうのだろうか。国を出て世界各地に販売される中国の中古車が増えている。
商務部などの5部門はこのほど、中古車輸出関連の公告を発表し、全国範囲で中古車輸出業務を実施することを明らかにした。
商務部、公安部、税関総署は2019年に「条件が熟した地域での中古車輸出業務の実施の支持に関する通知」を発表した。北京市、天津市、上海市、浙江省(台州)、山東省(済南)、広東省、四川省(成都)、陝西省(西安市)青島市、アモイの10エリアが、中国第1期として中古車輸出業務を実施する地域になった。
中国の中古車輸出はこの5年で大きな進展を手にし、一連の複製・普及可能な経験を形成した。貿易の規模安定・構造最適化と国内の自動車消費の高度化の促進力を発揮した。
140以上の国と地域に輸出
中国の中古車輸出業界は徐々に規模化に向かっている。税関のデータによると、2019年に中古車輸出の試行が始まってから、中国の中古車輸出台数が何度も新たな段階に上がった。中国の中古車輸出台数は21年に約1万5000台にのぼり、22年には前年比350%超の増加で6万9000台に飛躍した。