独フォルクスワーゲン(VW)最大の海外研究開発センターが今年1月、中国で稼働開始した。この投資額約10億ユーロのプロジェクトはVWの製品開発の効率を上げ、そのコスト構造を最適化した。
外資は中国経済と世界経済の共同繁栄・発展を促す重要な力だ。中国の最新の公式データによると、今年1月に中国で新設された外資系企業数は4588社で、昨年の継続的な増加を背景に前年同月比74.4%増となった。世界経済の成長率が低下し、世界の対外直接投資が全体的に低迷する中、中国が今も外資系企業の人気投資先であることが分かる。
中国の1月のハイテク産業外資導入額は391億6000万元で、実行ベース外資導入額の34.7%を占めた。うちハイテク製造業は40.6%増で、昨年以降の産業構造の最適化や製造業の成長再開の流れを引き継いだ。これは高品質発展の駆動を受け、外資系企業の対中投資も持続的にモデル転換・高度化していることを意味する。また西側先進国の対中投資が大幅に増加している。うちフランスは25倍増、スウェーデンは11倍増。ドイツの実行ベース対中投資額は211.8%増、オーストラリアは186.1%増、シンガポールは77.1%増。西側メディアのいわゆる「外資の中国離れ」の論調に根拠がないことを自ら証明した。
英HSBCが「国際鋭評」に提供した調査結果によると、回答した海外企業の87%が中国事業を拡大するとした。これには中国経済の持続的な回復、超大規模の市場の強み、深く統合されたサプライチェーンなどの理由がある。回答した海外企業は、中国の製造業の強み、消費市場の規模、デジタル経済、持続可能な発展のチャンスはいずれも、その事業拡大を刺激する主な原動力と見ている。