国家統計局は18日午前、今年1−2月の主要マクロ経済データを発表した。国家統計局報道官、チーフエコノミスト、国民経済総合統計司司長の劉愛華氏は会見で、「1−2月は各種マクロ政策の効果が持続的に発揮され、経済の内部の原動力が持続的に回復し、生産の需要が安定しつつ拡大した。雇用状況が全体的に安定し、消費者物価指数が前年同期比でマイナスからプラスに転じた。発展の質が持続的に改善され、経済運行が安定的にスタートを切り、回復しつつ好転の流れを保った」と述べた。
「好発進」
中国の1−2月の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比7.0%増、社会消費財小売総額は同5.5%増だった。ロイター通信は、これらのデータはいずれも予想を上回り、中国経済が2024年に安定的にスタートを切ったことを示していると伝えた。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」も、1−2月の固定資産投資の増加率は4.2%で、同紙が予測した3.5%を大幅に上回ったと伝えた。
ソシエテ・ジェネラル大中華区経済学者の林紫瓊氏はブルームバーグに対して、「中国の1−2月の工業付加価値額と投資の予想以上のパフォーマンスを考慮すると、供給側の刺激と輸出の需要改善の後押しを受け、中国経済が安定化している。中国の力強い工業・投資データは、世界2位のエコノミーの持続的な回復及び好転をさらに証明した」と述べた。
光大銀行金融市場部マクロ研究員の周茂華氏は18日、「環球時報」に対して、「1−2月の工業産出、消費、投資のデータはいずれも市場の期待を上回った。これは国内のマクロ政策の持続的な奏効を反映しており、また第1四半期の経済が好発進を実現する可能性が高いことを示している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月20日