グリーン発展の推進は、今年の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)のホットな話題となった。2024年全国両会の開催に際し、中国新聞網はフランス・パリのモンテーニュ研究所の気候・エネルギー・環境分野のジョセフ・デラッテ研究員と米国人中国問題専門家のジェフ・ルーフォロ氏に関連の話題について独占インタビューを行った。2人の学者は、中国の新エネルギー分野における成果を高く評価した。
ルーフォロ氏は、中国のグリーン技術の積極的な採用がもたらした変化を受け入れており、「中国は引き続き世界のグリーン革新技術のリーダーとなり、気候変動対策の重要な一歩を踏み出したと同時に、非常に快適なグリーン交通施設を提供した」と述べた。
また、中国は新エネルギーを交通機関に広く応用させ、水素エネルギーの大規模な応用も急速に進めているとした。
デラッテ氏は、中国は主に以下の2つの成果を上げたとした。1つは、再生可能エネルギーの面で脅威的な進歩を遂げたことで、これは未来の発展のカギとなる。もう1つは、再生可能エネルギーの応用と処理の面で、中国は多くの技術を発展させ、十分な経験を蓄積したこと。
またデラッテ氏は、中国は再生可能エネルギーを利用した脱炭素化の実現の手本になったと評価し、試練はまだ存在するが、フランスを含む欧州の多くの国は中国と協力し、グリーンエネルギー分野で共同発展し、中国から経験を学ぶ必要があるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月24日