ボアオ・アジアフォーラム2024年年次総会で26日に発表された「アジア経済見通し及び一体化プロセス2024年度報告」は、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に積極的な進展があったとして、RCEPの高度化は世界経済の断片化の悪影響に対応する上で有利だと指摘した。
「報告」は「多くの経営主体はRCEP発効・実施後、輸出先拡大、便利な措置の利用、貿易の機会の増加、ビジネス環境の改善、ルール利用によるメリットなどを積極的に評価している。地域内の加盟国間の産業チェーン及びサプライチェーンの協力が高い強靭性を示している。加盟国の受益が顕著で、かつ積極的な影響と模範効果を生んでいる。危機が重なる中、国際貿易及び投資の増加をけん引する有利な要素になり、世界経済の断片化の悪影響を効果的に和らげている」と指摘。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月27日