中国国家統計局が27日に発表した1−2月の一定規模以上の工業企業の利益に関するデータは、海外メディアから広く注目された。今年1−2月の全国の一定規模以上の工業企業の利益は前年同期比10.2%増で、昨年通年の2.3%減からプラス化した。米ブルームバーグは、「昨年8月からの増加の流れを引き継ぎ、中国経済に好材料をもたらした」と伝えた。
米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は、「設備製造業は全体的な利益増の主な貢献者だ。1−2月の設備製造業の利益は前年同期比28.9%増となった。また国内外の需要の改善を受け、消費財製造業の利益が昨年通年の1.1%減から12.9%増のプラスに転じた」と伝えた。
ブルームバーグは、「中国の工業企業の利益増は、外需回復と中国の刺激策という二重のサポートを受け、中国という世界2位のエコノミーの今年の経済の基礎がより強固になったことを示す」と論じた。ロイター通信は、「不動産業界が低迷しているが、中国の経済回復はすでに原動力を手にしている。今月の一部の指標によると、アジア最大のエコノミーは安定化に向かっている」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月28日