ドバイのブルジュ・ハリファのセメント、ブラジルのベロ・モンテ水力発電所の珪素鋼など、世界の数えきれないほどの工事、商品、サービスの裏に、長江デルタ企業の名前が刻まれている。
近頃、長江デルタの世界クラスの企業とニッチ産業の隠れたチャンピオンが次々と現れ、革新力を放ち、新しい商品を生み出し、多くの企業が国際市場で頭角を表している。フォーチュン誌が2023年に発表した世界トップ500に、長江デルタから25社がランクインした。
世界トップ500企業の恒力集団は蘇州市で誕生し、現在全国5省に9大産業パークを建設し、2023年の売上高は8000億元を超えた。同社の会長・総裁の陳建華氏は、「恒力建設は世界一流企業で、製造業のハイエンド化、スマート化、グリーン化発展を推し進め、2~3年内の年間売上高1兆元超えを目指している」と述べた。
恒力集団は多くの長江デルタ企業の革新発展の縮図と言える。長江デルタの30万平方キロメートル超の土地で、国際競争において「看板に磨きをかける」企業は増えている。
世界トップ500企業の安徽海螺集団有限責任公司はかつて安徽省南部の小さなセメント工場だったが、現在は17の国と地域に投資し、米国のオークランド・ベイブリッジ、ドバイのブルジュ・ハリファなどの代表的プロジェクトに商品とサービスを輸出している。
品質技術に磨きをかけ、規則を定め制度を確立し先例となることをおそれない。ブラジルのベロ・モンテ水力発電所、中国・パキスタン経済回廊のマティアリ・ラホール直流送電プロジェクト、北京冬季オリンピックのグリーン電力保障プロジェクトなど、世界トップ500企業の中国宝武鋼鉄集団有限公司が生産した珪素鋼商品はこれらの代表的プロジェクトに広く応用されている。同社のチーフ科学者の李国保氏は、中国宝武は4シリーズ58項目の上級方向性ケイ素鋼板商品を開発したと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月11日