国際電気標準会議(IEC)はこのほど、「鉄道分野-鉄道車両-補助回路用バッテリ-第3部:鉛畜電池」(IEC 62973-3:2024)を発表した。これは国家鉄路局が組織し、中国が作成を主導したレール交通電気設備分野の国際標準で、中国の鉄道標準グローバル化の取り組みの新たな成果となった。国家鉄路局がウェブサイトで発表した。
これは列車補助回路用バッテリシステムの重要な設備標準で、主に鉛畜電池の充放電、安全防護、防火などの重要技術要求を規定。鉄道幹線、都市間鉄道、市内(郊外)鉄道、都市レール交通の車載新エネ補助電気設備及び制御システムに適用される。安定的で信頼性の高い補助電源の提供、列車運転の信頼性及び快適性の向上に向け技術の基礎を固めた。
同標準は中国が主導し、フランス、ドイツ、日本、スイス、ロシア、スペイン、エチオピアの計8カ国の23人を集め、4年以上に渡り10数回のワーキンググループ会議を開き共に作成した。中車株洲電力機車有限公司、中車株洲電力機車研究所有限公司、湖南豊日電源電気股份有限公司、浙江南都電源動力股份有限公司、荷貝克電源システム(武漢)有限公司、中車青島四方機車車両股份有限公司、中車南京浦鎮車両有限公司の専門家が同標準の作成を主導し、参加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月15日