国際航空運送協会(IATA)の3日の報告によると、旅客輸送の需要が持続的に旺盛なことから、今年の世界の航空業の純利益は前年の274億ドルから305億ドルに増加する見込みだ。今年の世界の航空業の旅客数は49億6000万人に、総売上は9960億ドルにのぼり、過去最大になる見通し。
IATA第80回年次総会及び世界航空輸送サミットが3日、アラブ首長国連邦のドバイで開催される。IATAが発表した世界航空業最新評価報告2024によると、世界の航空業の今年の純利益率は3.1%にのぼり、昨年12月の2.7%の予測値を上回る。すべての地域の航空会社が2年連続で黒字となり、うちアジア太平洋の成長が最も顕著だ。旅客キロあたりの旅客収入は17.1%増。
貨物輸送に関しては、需要が依然として旺盛ではあるが、今年の航空貨物輸送による収益は17.5%減で1200億ドルに減るが、2019年以前の1010億ドルを上回る。
報告は業界のコスト予想について、航空燃料価格が1バレル113.8ドルに、総燃料費が2910億ドルにのぼり、ランニングコストの31%を占めるとした。航空会社は今年、燃料価格のさらなる高騰に直面せざるを得ないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月5日