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生鮮食品の配達サービスが普及、農産物の流通がスムーズに

中国網日本語版  |  2024-06-06

生鮮食品の配達サービスが普及、農産物の流通がスムーズに。

タグ:生鮮食品の配達サービス

発信時間:2024-06-06 14:54:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

夏の旬の果物が販売中だ。洛陽のサクランボの産地で、多くの宅配会社が集荷サービス拠点を畑や果樹園に設置している。例年と異なり、「生鮮食品をお手頃価格で配達」が多くの利用者の新たな選択肢になっている。「省跨ぎ48時間内配達」「コールドチェーン包装」「需要に基づき訪問」により、多くの生鮮農産物が畑から市民の食卓に直接運ばれる。

河南省洛陽市新安県には2000年を超えるサクランボ栽培の歴史があり、「中国のサクランボの里」と呼ばれる。現在はサクランボの旬で、現地に多くの観光客が訪れている。新安県天興生態果樹園では、サクランボ産業の発展により観光、果物狩り、特色飲食などの生態観光が徐々に活気づいている。

菜鳥速遞は先ほど、集荷サービス拠点を果樹園に設置した。観光客はサクランボを収穫した後、その場で遠くの友人に送ることができる。業者がECで販売するサクランボもここから出荷される。例年の空輸のみと異なり、菜鳥速遞は今年、生鮮食品産地向けに「生鮮食品をお手頃価格で配達」サービスを開始した。配達時間を見ると、河南省内であれば24時間内に、その他の中心省・直轄市には48時間内に配達する。

菜鳥速遞の責任者は、「当社はすでに浙江省の春茶、広東省のライチ、河南省洛陽市のサクランボなど、多くの産地でそのサービス拠点を設置している。今後はさらに全国のその他の果物主要産地に広げる」と述べた。

市場の競争が激化

生鮮食品の配達は、物流業界の競争の重要な一環とされる。情報によると、順豊や京東などの宅配会社は生鮮食品の物流に長年取り組んでいる。

最新データによると、順豊は全国に20万平方メートルを超える高基準全温層冷蔵倉庫と2万台以上のコールドチェーン輸送車を持ち、巨大なコールドチェーン物流ネットワークを形成している。決算によると、順豊の2023年度のコールドチェーン輸送及び医薬品業務の売上(税抜き)は前年比19.7%増の103億1000万元。また京東物流は100以上の生鮮食品コールドチェーン倉庫を持ち、その面積は50万平方メートルを超える。

菜鳥速遞の急速な進出により、生鮮食品物流の競争がより熾烈化している。

新安県の村級道路街道では、多くのテントが宅配会社の看板のようになっている。菜鳥速遞生鮮食品事業責任者の李波氏は、「今年は菜鳥速遞が特色経済を手掛ける1年目で、3月に生鮮食品市場に正式に進出した。今年は全面的に生鮮食品の産地に進出する」と述べた。

激しい競争の裏側には、市場の旺盛な需要がある。中物連コールドチェーン物流専門委員会のデータによると、中国の23年のコールドチェーンの需要は前年比6.1%増の3億5000万トンだった。コールドチェーン物流の売上は同5.2%増の5170億元。「中国生鮮食品業界市場分析報告書2024」によると、中国の今年の生鮮食品業界の市場規模は1兆2000億元にのぼる見込みだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月6日

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