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端午節の消費が活況、大きな産業を支える小さなちまき

中国網日本語版  |  2024-06-07

端午節の消費が活況、大きな産業を支える小さなちまき。

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発信時間:2024-06-07 15:30:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

端午節(端午の節句)が近づき、年に一度の「ちまき大戦」が始まった。記者の調べによると、さまざまな味のちまきが最近、生鮮食品ECプラットフォームで最大の人気商品になっている。

中国数実融合50人フォーラムシンクタンクの専門家の洪勇氏は、「ちまきの消費シーンは現在、徐々に多元化している。伝統的な祝日のみならず、日常的なお菓子やアフタヌーンティーなどの場に進出し、市場をさらに切り開いている。斬新な味や高級食材の使用により、新鮮な体験を求める消費者のニーズを満たし、市場の高級化発展を促している」と述べた。

叮咚買菜の関係者は、「当社は6日までに40種類以上の味のちまきを販売している。伝統的な白米、あんこ、肉のちまきの他にも斬新な商品を研究開発した。販売量を見ると、伝統的な肉や卵黄などが最も好まれており、販売量は1日平均で1万点弱にのぼっている」と述べた。

多くのブランドは包装のデザインで、多くの創意あふれるケースを開発した。端午の文化を掘り起こし、これを広めながらも、より多くの創意あふれるケースを開発。より目新しく豊富な形式により、祝日のお礼を消費シーンに浸透させている。

広東省食品安全保障促進会の朱丹蓬副会長は、「ちまき経済にとって、さらなるイノベーションと製品の更新が極めて重要だ。ちまきブランドは新しい味、包装、マーケティングを持続的に模索し、消費者の多様な需要を満たすべきだ。かつ製品のコストパフォーマンスを高め、消費者の購入意欲とロイヤリティーを高めるべきだ」と述べた。

小さなちまきが大きな産業になっている。中国データ研究センターが6日に発表した「中国ちまき業界消費及びブランド現状白書2024」によると、今年は文化観光経済や贈答品経済のけん引を受け、中国のちまき市場の規模が初めて100億元を突破し、前年比8%増の103億元にのぼった。

天眼査APPのデータによると、中国で「ちまき」を名称もしくは経営範囲に収める企業は現在6300社以上で、うち8割超が個人事業主だ。今年1-5月に新規登録された関連企業は170社以上。

中国情報協会常務理事、国研新経済研究院初代院長の朱克力氏は、「消費者はちまき文化の中身と愛着を日増しに重視しているが、これはちまき業界に深い影響を及ぼしている。製品の高度化と質向上を促し、文化の伝承とイノベーションを促進すると同時に、業界の競争力と持続可能な発展の能力を高めた」と述べた。

ちまきの他にも、よもぎの葉や五彩縄などの伝統的な文化用品もよく売れている。美団フードデリバリーのデータによると、端午節の1週間前には伝統文化で「魔除け、無事息災」を意味する季節の商品の販売が急増している。うち五彩縄の販売量は前年同期比196%増で、よもぎの葉は同119%増。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月7日

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