BYDのブラジル・バイーア州カマサリの大型生産総合施設が先ほど正式に着工された。同プロジェクトは、電動バス及びトラックシャーシ生産工場、新エネ乗用車完成車生産工場、リン酸鉄リチウムバッテリー材料加工工場の3工場でつくられる。25年の稼働後、同プロジェクトの新エネ乗用車年間生産能力は約15万台にのぼる見込み。バイーア州のロドリゲス州知事は、「同プロジェクトは現地の発展を促進し、生産能力を高め、雇用機会を増やす。バイーア州の経済発展と環境保護を同時進行させる」と述べた。
長城汽車はサンパウロ州で、世界スマート工場の基準に基づきイラセマポリス工場の高度化改修を行っている。工場の正式な生産開始に向けた準備を急いでいる。同工場はブラジル初の新エネ車生産に特化した工場になり、長城汽車の世界第4の生産拠点としてラテンアメリカ全体にサービスを広げる。
ブラジル全国自動車製造業者協会のマルシオ・レイチ会長は、「ブラジル自動車産業は中国メーカーの参入を楽観している。これによりブラジルはより低価格で新エネ車の供給を拡大できる」と述べた。ブラジル中国ビジネス文化発展協力協会のマリオ・エストレラ会長は、「中国車メーカーの投資は主に工場建設、生産ライン現代化改修、新技術研究開発などに用いられる。雇用機会を創出すると同時に部品メーカーの投資を呼び込み、現地の経済発展を刺激する。ブラジルと中国の企業間協力は専門知識の交流と業界のイノベーションに有利で、ブラジル自動車産業の競争力強化を支える」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月11日