米国議会予算局は18日、連邦政府の2024会計年度(23年10月~24年9月)の財政赤字額は1兆9000億ドルになる見通しで、2月時点の予想より27%上方修正すると発表した。今後10年で、連邦政府の赤字額は10%増加する見通し。
報告によると、米国のウクライナやイスラエルへの軍事援助などの立法プロジェクトが赤字を押し上げたと示した。長期的に見て、金利コストの上昇や高齢者社会保険事業支出の増加に伴い、米国の債務規模は2024年から2034年の間に大幅に増加すると見られる。2034年、民間が保有する債券の対GDP比は今年の99%から122%に上昇し、戦後最高水準の106%を上回る。
米国の超党派組織「責任ある連邦予算委員会」は同日発表した声明の中で、債務増加が「コントロール不能」になり、米国は以前のどの時期より指導力が重要になっていると指摘した。
米国のピーター・G・ピーターソン財団は18日に声明を発表し、最新報告によると、米国の財政は持続不可能な軌道上にあり、解決しなければ、連邦政府の支出と収入の間の構造的不適合、及び金利と貸借のコストの上昇は連邦予算、米国の経済と今後の発展に試練をもたらすと示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月23日