甲骨文字は漢字の源で、現在まで中国で発見されているうち時代が最も古い成熟した文字システムでもあり、中華民族の知恵と想像力を示す。古代文字の研究や伝承、中華文明の起源追究に一次史料を提供する。しかし甲骨は自然による損傷が早く、保存・展示・利用が難しく、かつ出土した甲骨は国内外で分散的に収蔵されている。
近年のAI技術の急速な発展により、AIと甲骨文字の研究を結びつけることが、新たな解題の方針になっている。安陽師範学院甲骨文字情報処理教育部重点実験室はテンセント優図実験室などと協力し、業界最先端の研究資料を吸収した後、甲骨文字検出モデルを開発した。甲骨文字研究のハードルを大幅に下げた。
テンセントデジタル文化実験室の責任者である舒展氏によると、技術チームはAIによる甲骨文字の解読及び活用の促進を常に模索し、業界パートナーと共に甲骨文字AI解釈・解読の新たなアルゴリズム・ツール・方法を作り、中華文明を守り漢字の源を活性化している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月4日