生物育種技術の普及、住民の所得水準の持続的な向上、栄養と健康の理念の浸透に伴い、高品質で独特で食感が良い「ハイテク」な果物と野菜が近年、消費の「新たな寵児」になっている。
皮は滑らか、果肉は黄緑色で、シャキシャキとし甘い。湖南省漢寿県で開かれた中国野菜産業大会2023において、中国農業科学院野菜・花研究所の張聖平研究チームが選択・育成した高品質低脂質キュウリ新品種「中農脆玉3号」の販売権が1000万元で譲渡された。
市場の新品種への反響はどうか。2021年に試験栽培に成功した「中農脆玉3号」は、3キロ99.9元の価格で北京で小規模販売されると、好評を博した。22年には河北省や重慶市などで試験栽培された。重慶での販売価格は3キロ39.8元。張氏は、「割高だが、新品種は多くの消費者から歓迎されている。人々の生活水準の向上に伴い、自分の健康と生活の質を注目するようになった消費者が増え、合理的な料金を支払いたがるようになった。これによりハイテクな果物と野菜が市場で売れ続けている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月8日