水深4102.8メートルの海底で「宝」を掘り、深海多金属凝固殻及び団塊の採取に成功。中国の深海鉱産資源開発の中核技術の研究及び設備開発に重大な進展があった。
上海市政府新聞弁公室の9日の会見での発表によると、上海交通大学が独自に開発した深海重荷重採鉱作業車のプロトタイプ「開拓2号」がこのほど海上試験を完了した。中国の深海重荷重採鉱作業車として初めて水深4000メートルの大台に乗り、中国初の5つの新技術を生み出した。
全長6メートル、幅3メートル、高さ2.5メートル、重さ14トン。記者が上海長興海洋実験室で目にした開拓2号は巨大で、設計上の作業水深は6000メートル。開拓2号には、強力な掘進ビットにより海底を「糠に釘」のように掘削でき、4枚の安定的で頑丈な金属履帯により深海鉱区を地上のように走行できるという2つの大きな特長がある。
4102.8メートルは何を意味するか。今回の4000メートル突破は、海底採鉱に必要な深さにほぼ到達できることを意味する。深海鉱産資源は通常、水深2000-6000メートルの海底に存在し、うち多金属凝固殻と硫化物は主に水深4000メートル以内に分布している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月10日