国際銀行間金融通信協会(SWIFT)は18日、2024年6月の統計を発表し、金額の統計に基づく世界の決済通貨ランキングで人民元が全体に占める割合は4.61%となり、世界4位であったと明らかにしました。人民元はこれで、8カ月連続で世界4位を維持していることになります。
データによると、今年6月の主要通貨による決済額のランキングでは、米ドルが47.08%、ユーロが22.72%、英ポンドが7.08%で、トップ3を占めたということです。
また、2024年6月の人民元による決済額は2022年11月の2.37%と比べ、ほぼ倍増しました。
ここ数年来、人民元の国際化プロセスは着実に推進されており、越境貿易や融資、支払、決済においてますます重要性を増しています。中国民生銀行の温彬首席エコノミストは、「現在、広く行われている2国間、多国間通貨協力により、人民元の国際準備機能や使用シーンおよび利便性は絶えず拡大しており、人民元のオフショア融資の役割はさらに顕著になってきている。人民元が世界の決済通貨ランキングの第4位に返り咲いたことは、外資にとって中国の債券市場への投資に対する信頼となっている」と述べました。(まげつ、坂下)
「中国国際放送局日本語版」2024年7月20日