上海の街を散策するならば、そのコーヒー文化を見逃すことはできない。都市のあるエリアでは、角を曲がるたびに新たにオープンしたカフェを目にするほどだ。BBCがこのほど伝えた。
上海のコーヒー文化は長年に渡り発展している。現地の人々はコロナ後に外での生活を楽しみ、家族や友人と集まる場所を求め、コーヒー文化がさらに発展した。今年の上海国際コーヒー文化フェスティバルで発表された報告書によると、全市のカフェ店舗数は9553店。
上海の特徴はカフェの数が多いことだけではない。中国のその他の都市は主にスターバックスや瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)などの大手チェーン店が主導権を握っているが、上海のコーヒーの興隆は主に個人経営の店によるものだ。競合者が多い市場で成功するため、カフェは独特な雰囲気で利用者を集めなければならない。
上海市民は現地のコーヒー文化を誇りにしている。カフェのある男性は、「上海は常に国際貿易都市だ。私たちは早くからコーヒーを飲み始めた」と述べた。
上海が高コストな都市であるため、多くのカフェは夜も店内の空間を利用する。日が沈むと多くのカフェがバーに変わり、音楽ライブを実施する店もある。
あるカフェの経営者である王曦さん(音訳)は、「私は楽天家で、中国経済のスムーズな回復を願っている」と話しながら、利用客と共に蘇州河沿いの光あふれる上海スカイラインを眺めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月3日