米国の景気後退の懸念、アジア太平洋の株価が軒並み下落

職員が5日、韓国ソウルのハナ銀行の株価ボードの前で働いた。新華社記者・姚琪琳撮影

韓国未来資産証券の徐相瑛研究員は、多くの悪影響を受け韓国の株価が急落したと述べた。韓国・聯合ニュースは、パニックにより株価の底値の予測が困難とした。韓国の経済副総理兼企画財政部長官の崔相穆氏は今回の金融市場の変動について、各部門に対して厳重警戒を保ち、全天候型の観測を維持し、必要な際には緊急対応計画に基づき措置を講じるよう要請した。

豪投資サービス機関の市場アナリストのヘンリー・ジェニングス氏は、「円高を背景とし、世界の投資家はこれまで日本の低金利環境で借り入れを行い、米国などの高金利市場で投資することによる裁定取引を行っていたが、その手仕舞いを始めている。これはアジアの株価が下落している主因であり、豪州の株式市場にも影響が及んでいる。市場のムードは依然として非常に緊張している。世界の金融市場が安定に向かう時期については未だ不明瞭だ」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年8月6日