最新の統計によると、米国の7月の消費者信用残高は225億ドル増加し、2022年11月以来最大の増加となり、非回転信用とクレジットカード残高の急増が際立った。また、労働力市場はさらに冷え込んだ。これらの統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月の会議での大幅利下げ観測を強め、米国経済は大きな不確定性に直面している。
米労働省が先日発表した雇用動態調査(JOLTS)によると、7月の求人件数は767万3000件に減少し、2021年1月以来の最低水準となった。
また、ここ数カ月の平均雇用増加幅は、2021年始め以来の最低水準まで縮小した。2024年7月まで、米国の失業率は4カ月連続で上昇し、2021年末以来の最高水準となった。
ドイツ銀行のチーフ米国経済学者のブレット・リアン氏は、「統計を見る限り、労働力市場が再びインフレ率上昇のリスク源にはなることはない。しかし、米国の労働力市場がさらに冷え込むという現象が現れた場合、消費者支出が減少し、米国経済が衰退に陥る可能性がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月11日