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中国の科学研究者、太陽光による「塩湖リチウム抽出」新技術を開発

中国網日本語版  |  2024-09-29

中国の科学研究者、太陽光による「塩湖リチウム抽出」新技術を開発。

タグ:リチウム

発信時間:2024-09-29 14:18:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の南京大学の発表によると、同校の朱嘉教授や中国科学院の陳駿院士らは塩生植物の水分蒸発プロセスを模倣することで、塩湖の水から効率的かつ環境にやさしい形で高純度リチウム塩を抽出した。これは中国高原塩湖リチウム産業のグリーンで質の高い発展を後押しする見込みだ。国際的な学術誌「サイエンス」が27日、関連成果を発表した。

 同校の科学研究チームは塩生植物水分蒸発の原理を利用し、「界面光熱」塩湖リチウム抽出「装置」の開発に成功した。モジュール式組立により、同装置の面積を持続的に拡張し、リチウム塩の生産量を増やすことができる。「より重要なことは、この装置が太陽光で稼働でき、追加の電力及び化学薬剤を必要としないことだ。特に日照資源が豊富だが生態環境が脆弱な高原地帯での応用に適している。エネルギー消費量が少なく環境にやさしい」

 同チームは次の段階で、高原で産業化試験を実施する予定だ。高原各種塩湖の異なる物理化学的特性に基づき装置の設計をさらに最適化し、各方面からの支援を受け実用的な塩湖リチウム鉱生産ラインの早期形成を目指す。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月29日


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