国慶節7連休中の全国の鉄道の旅客数は、1日平均で連日1700万人を超える。交通運輸部は、連休中の全社会の地域を跨ぐ人員流動量が19億4000万人にのぼり、1日平均2億7700万人になると見積もっている。英金融教育サイト「Finimize」は7日、中国のGWは旅行ブームを巻き起こしたが、これは中国の消費支出の強靭性を浮き彫りにしており、中国政府の景気刺激の取り組みに積極的な反応があったと伝えた。
中国の大手旅行プラットフォームは連休終了が迫る中、関連データと分析報告書を発表した。去哪児のデータによると、今年の連休中は移動も消費も盛況で、他省への観光が6割以上を占めた。人気都市の観光スポットの入場券販売量は2019年より3倍増加し、1日のピーク値で記録を更新した。
携程旅行が発表した報告書によると、国慶節連休中のアウトバウンド観光の人気目的地トップ10は、日本、タイ、韓国、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア、英国、米国、豪州。米ブルームバーグは、「欧州などの遠い観光目的地を訪れる中国人が増えており、数億人が国内で移動している。これは中国の観光業界の回復を示す最も大きな動きだ」と伝えた。
HSBCの研究によると、連休初日の国際観光は前年比で40%増加した。支付宝のデータによると、アウトバウンド客の国際カードにより開設した口座の支出が120%増加した。これら一連の動きは、中国の中産階級が予想されていたよりも余裕があることを示した。「Finimize」は、「連休中の中国人客の増加による受益国が増える中、より広範な経済の影響が生じ、世界の観光業が新たな回復段階に入る可能性がある」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月8日