中国の株式市場のこれからの動きに期待し、国際資本が中国の資産を買い続けている。ブルームバーグは、「世界のヘッジファンドが記録的なペースで中国の株式市場に殺到している。あらゆる手段で投資チャンスを得ようとし、中国の刺激策が経済回復を加速することに期待している」と伝えた。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、中国の大規模な景気刺激策は国内の株価高騰を促し、海外市場を刺激すると伝えた。一部の投資家は、今後数カ月の中国の状況は、国際市場の方向を左右する鍵になるだろうとした。
7日付香港紙「南華早報」によると、シティグループとゴールドマン・サックスは最近、中国株購入の主力軍に加わった。モルガン・スタンレーやUBSなどのグローバル投資銀行は先ほど、A株への期待値を引き上げた。ゴールドマンはMSCI中国指数とCSI300指数の目標を84と4600に引き上げた。これはトータルリターンが現在の水準から15−18%上がることを意味する。ブルームバーグは、中国政府による一連の刺激策を受け、ウォール街の大手企業は中国の株式市場を楽観していると伝えた。CSI300指数は9月の低い数値から27%反転上昇した。トレーダーは、火曜日に中国大陸部市場の取引再開後に、この指数が上昇の流れを維持できるかに注目する。
A株の取引が停止された国慶節連休中、中国香港の株価が高騰した。ハンセン指数とハンセンテック指数は先週、それぞれ7.6%、10.0%の上昇となった。これを受け香港は年内に世界で最も好調な市場になった。香港証券取引所の情報によると、ウォール街の最大の金融サービス機関であるJPモルガン・チェースはこのほど香港市場への投資を増やし、かつ80億香港ドルで香港上場企業の株式を追加取得した。
6日付「日本経済新聞」によると、 中国の長期連休で株式市場が休みに入っているが、日本の投資家は「中国の資産」を争うようにして購入した。これを受け、東京株式市場で中国株の上場投資信託(ETF)の伸び幅が過去最大となったという。
米国市場では、大量の資金が中国概念株に流入している。ナスダック金龍中国指数は先週、累計で11.9%上昇した。ロイター通信は、「市場ムードに重大な変化が生じ、世界の投資家は中国市場に復帰し、再び中国にベットしようとしている。これらの投資家が所属する投資機関が管理する資金は総額で1兆5000億ドルを超える。彼らは、より多くの資金を市場に集め、消費支出を刺激しようとする中国の措置は、中国企業の株価上昇の魅力を高めたと見ている」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月8日