1−9月期に、中国の動力電池車両搭載量は前年同期比35.6%増の346.6GWh。うち三元系電池は同21.2%増の98.9GWhで、全体の28.5%を占めた。リン酸鉄リチウム電池は同42.4%増の247.5GWhで過去最大で、全体の71.4%を占めた。
三元系電池は2018−20年にかけて、その高エネルギー密度や長航続距離などの強みにより、国内の市場シェアでリードを維持した。その後はイノベーション技術により、リン酸鉄リチウムの安全性やコストなどの強みが顕著になった。リン酸鉄リチウム電池は21年7月に市場シェアで三元系電池を追い抜き、その後はリードを保っている。
中関村IoT産業連盟の袁師副秘書長は「証券日報」に、「リン酸鉄リチウム電池の車両搭載量が三元系電池をリードし続けているが、これは市場の需要や技術進歩などの共同作用の結果だ。技術の持続的な進歩と市場の発展に伴い、リン酸鉄リチウム電池はより多くの分野で導入されるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月14日