湾岸諸国を代表する中東政府系ファンドが東に目を向け、中国市場での展開に力を入れている。中国が資本市場を積極的に安定化させ、対外開放を拡大する中での中東資本の大量流入は、海外投資家の中国経済の先行きに対する自信を示している。
中国市場に投資し、ポジションを増やす。これは湾岸資本構成の重点の一つになっている。
サウジ政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」は2030年までの目標で、海外投資の割合を50%に調節し、海外投資の20%を中国に向けるとした。サウジアラビアのハーリド投資大臣は、「サウジと中国は貿易に基づく関係を中核的投資関係に変えようとしている」と表明した。
クウェート投資庁は過去15年で対中投資規模を50倍弱増やした。大中華区投資はその世界投資規模の中で2位を占めている。クウェート投資庁は今後、中国のすべての資産タイプへの投資をさらに拡大すると表明している。
カタール投資庁は、「2016年より中国に約100億ドル投資している。今後は約4500億ドルのポートフォリオのリバランスに取り組む」と発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月14日