ベトナム鉄道公社傘下のベトナム鉄道運輸貿易株式会社のグエン・ホアン・アイン副総経理は新華社の取材に対し、「中越班列(中国・ベトナム)は2017年に開通し、初期は主に基礎の貨物を輸送していたが、現在は300種以上の貨物に増加した。ベトナムは農産物、電子製品、紡績品などを輸出し、中国はベトナムに加工製造に必要な原材料や建築材料などを輸送している」と述べた。
グエン・ホアン・アイン氏によると、中越班列の運行により、ベトナムの貨物が中国20以上の省市に輸送され、中欧班列の中央アジア路線と欧州路線を結んだ。
両国鉄道部門の宣伝とサービス支援に伴い、多くの企業が鉄道輸送を選択するようになっている。中越班列は貨物の輸送時間と企業のコストを削減し、両国の貿易を促進した。
中国は長年にわたり、ベトナム最大の貿易相手国という地位を維持し、ベトナムは中国のASEAN最大の貿易相手国である。国境の広西憑祥鉄道検査場の貨物車が行き交う光景は、両国間貿易をリアルに映し出している。
2017年、国鉄南寧局は南寧・ハノイ越境コンテナ列車の初運行を成功させた。当初は月5本の運行だったが、今年1~7月に三度にわたり月運行本数の最多を更新し、中越班列の勢いは増している。統計によると、9月30日時点で、今年の広西発の中越班列の貨物輸送量は1万TEUを突破し1万380TEUに達し、過去最高を記録した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月19日