中国人民銀行の陸磊副総裁は21日に北京市で、「中国は現在、世界2位の債券市場だ。域外投資家が保有する中国の債券は4兆6000億元弱で、過去最高となっている」と述べた。
国際銀行間通信協会(SWIFT)の年次総会「サイボス2024」が同日、北京で開幕した。陸氏は開幕式で、「開放と協力は終始、中国金融業の発展方向だ。中国人民銀行は外資の中国市場参入の環境を持続的に最適化し、より多くの投資家が中国の金融市場に投資できるよう便宜を図る。また優良中国系企業の域外での上場や、債券発行による資金調達を支持する。中国の政府系ファンド、金融機関、その他の経営主体による持続的な対外投資を奨励する」と表明した。
SWIFTのデータによると、人民元は世界4位の決済通貨、世界2位の貿易金融通貨で、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の3位の構成通貨だ。また中国の越境決済相互接続に積極的な進展があった。陸氏によると、中国銀聯や網聯などの決済機関のQRコード決済は現在、世界の70以上の地域の数百万店をカバーしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月22日