アップルのジェフ・ウィリアムズCOOはこのほど中国で、「中国のサプライヤーの成熟した生産ラインと高度に自動化された精密製造能力に驚かされた。中国は当社にとって最も重要なサプライチェーンの所在地であり、対中投資を持続的に拡大する」と述べた。
ウィリアムズ氏は22、23日に江蘇省蘇州市及び湖南省長沙市の生産拠点と自動化設備サプライヤーを視察した。ウィリアムズ氏によると、アップルの過去5年間の中国スマート製造及びグリーン製造への投資額は200億ドル。
アップルの200社の主要サプライヤーのうち8割以上が中国に工場を置く。アップルの中国における重要サプライヤーの一つである藍思科技は中国と事業提携して18年になる。現在アップル向けに生産する製品には、携帯電話、スマートウォッチ、パソコンなどが含まれる。アップルの藍思科技への投資は2020年以降に約倍増した。藍思科技の現在の従業員数は13万人で、生産ラインの7割が自動化されている。
ウィリアムズ氏は工場を視察した際に、「久しぶりに藍思の工場に戻り、これほど多くのスマート製造の進展を目にするとはまさに奇跡だ」と感嘆を漏らした。
立訊精密の江蘇省蘇州市に位置するiPhone16シリーズ総組立工場で、視覚ガイドを搭載したロボットアームが部品を各カートに入れた。輸送、生産、視覚などの8つのモジュールが正確に連携する。ここでは1本の全自動生産ラインが1日でiPhone 16 Pro Maxを1万台以上生産できる。
立訊精密の創業者である王来春氏は、「当社は中国の40工場でアップルに生産サービスを提供している。過去5年でアップルと当社の業務が5倍増加した。当社は近年、アップルによる最先端製品の製造に協力している」と述べた。
ウィリアムズ氏は1998年より、アップルの中国事業開拓に取り組んでいる。「毎回中国に来るたびに、ここのハイテクと自動化に感心させられる。これは当社のより先進的な製品の製造を支える」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月25日