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森林食品と林下経済、中国が発展に注力

中国網日本語版  |  2024-10-24

森林食品と林下経済、中国が発展に注力。

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発信時間:2024-10-24 15:04:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家林業・草原局改革発展司の王俊中司長は同局がこのほど開いた会見で、「中国の林業・草原部門は近年、森林食品と林下経済の発展に力を入れ、森林の食物供給能力を持続的に高めている」と述べた。

王氏はさらに、「森林食物の発展は、食糧や農業のための土地を奪わず、生態・経済・社会効果を兼ね備える。これは多元的な食物供給体制を構築し、国の食糧安全を守る重要な措置だ。森林はダム、食糧倉庫、金庫、炭素倉庫を集める大宝庫だ。中国の食物生産機能を持つ樹種は数百種で、森林は巨大な食糧倉庫だ」と続けた。

王氏の説明によると、中国のツバキ、クルミ、オリーブなどを中心とする木本油用樹林の面積は現在1億8000万ムーで、搾油原料の生産量は968万トン。クリ、ナツメ、松の実、仁用杏などを中心とするドライナッツの面積は1億ムー以上で、生産量は1400万トン。リンゴ、ナシ、柑橘類などの各種果物の栽培面積は2億ムー弱で、生産量は1億9000万トン以上。タケノコやチャンチンなどの森林食品の栽培面積は約7000万ムーで、生産量は1200万トン以上。茶葉やコーヒーなどの木本飲料の栽培面積は約5200万ムーで、生産量は350万トン。花椒、八角、肉桂などの木本スパイスの栽培面積は約3200万ムーで、生産量は190万トン。

林下栽培、林下養殖、採取加工、森林景観利用などを中心とする林下経済は豊富で多様な森林食品を提供。山間部及び森林地帯の重要なグリーンに富を創出する産業だ。政策の指導については、林下栽培と林下養殖を国家発展改革委員会が発表した「グリーン産業指導目録」に収め、支援を行っている。20以上の省・自治区・直轄市が専門的な指導文書と支援策を発表し、林下経済特別支援資金を設立している。

森林食物は健康的で自然で多元的といった強みにより、人々の食生活を絶えず豊かにしている。各地の良き経験と手法は林下経済の発展に原動力と活力を与え、山間部及び森林地帯の緑を増やし価値を高めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月24日

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