電力消費量は経済活動を具現する重要な指標の一つとなっている。中国の国家エネルギー局がこのほど発表したデータによると、今年第1―3四半期の中国の全社会電力消費量が累計7兆4100億キロワット時で、前年同期より7.9%増加した。同期のGDPが前年同期より4.8%増加し、電力消費量の伸び率はGDPの伸び率を明らかに上回った。
第三次産業電力消費量が急成長の勢いを維持し、インターネット及び充電・バッテリ交換サービス業の電力消費量が急速に増加している。第1―3四半期の第三次産業電力消費量が前年同期より11.2%増加し、伸び率は前年同期を1.1ポイント上回り、全社会電力消費量の増加における貢献率は25.9%となった。第1、第2、第3四半期の第三次産業電力消費量は前年同期比でそれぞれ14.3%、9.2%、10.5%増加し、各四半期とも急成長の傾向を維持した。
第1―3四半期に、第三次産業の各サブ業種の電力消費量の伸び率がいずれも5%を超え、そのうち、卸売・小売業、賃貸・ビジネスサービス業の電力消費量の伸び率は12%を超えた。モバイルインターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの急速な発展に牽引され、インターネットと関連サービスの電力消費量は前年同期より24.4%増加した。電気自動車は急速な発展を維持し、充電・バッテリ交換サービス業の第1―3四半期の電力消費量は前年同期より56.7%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月28日