自然資源部が明かした情報によると、2024年1~9月の海洋経済は安定しながら成長し、海洋産業の総生産額(暫定値)は7兆7000億元で前年同期比5.4%増加した。
海洋資源の要素保障能力が安定して向上した。1~9月の全国の認可済み海域利用面積は前年同期比6.7%増加し、プロジェクト投資額は7400億元を超えた。海洋エネルギー生産は安定して増加し、海洋原油と天然ガスの生産量はそれぞれ5.9%と8.8%増加、海上風力発電量は29.5%増加。「藍色糧倉(海洋食糧庫)」の供給能力は引き続き向上し、国内の海産物の生産量は4%以上増加した。
主要海洋伝統産業は安定しながら成長した。洋上船の受注量、造船完工量、注文量はそれぞれ45%、31%、31%増加し、3大造船指標の国際市場シェアは引き続き世界をリードした。海洋交通輸送業は引き続き成長し、海洋貨物輸送量と貨物取扱量はそれぞれ5.6%と8.5%増加。水上輸送貿易総額は前年同期比1.6%増加。海洋観光業は安定して向上し、1キロメートルあたり海洋旅客取扱量は26億人で4.6%増加し、全国のクルーズ客船母港の旅客輸送量は前年同期の11倍となった。
海洋新興産業は急成長した。海洋工事設備製造業の良好傾向が強固され、海洋工事の新規受注額と注文額はそれぞれ167.0%と17.8%増加した。海洋薬品とバイオ製品業の研究開発は秩序よく進んだ。海水淡水化は安定した発展を維持し、山東省の東営港に1日あたり処理能力5万トンの海水淡水化プロジェクトが完成し、操業を開始した。
海洋関連企業の経営は全体的に好調となっている。調査を実施した900社以上の企業が上昇見通しで、年間営業収入の前年比安定維持・成長と見込んでいる企業は6割超、平均雇用数の前年比安定維持・成長と見込んでいる企業は8割超となった。200社以上の海洋新興企業の8割近くが、年間営業収入が前年比で安定維持または成長すると見込んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月4日