第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)が5日、国家会展センター(上海)で開幕した。
香港紙「南華早報」は、「今年の輸入博は150以上の国・地域・国際機関の約3500社の出展業者を集めた。これには自動車メーカーのフォルクスワーゲンや化粧品ブランドのロレアルなどの大型グローバル企業が含まれる」と伝えた。ロレアルグループのアゴン会長は、「これは事実上、中国の世界への開放の象徴と手段であり、当社がそのPRに力を入れる理由でもある」と述べた。
サムスンは計7回の輸入博の「皆勤賞」を獲得した。中国サムスンの楊傑総裁は、「輸入博は中国の高水準の開放とウィンウィンの魅力を示す、各国のイノベーションと創造の大舞台であり、新製品を初公開し先端テクノロジーが交わる重要な場でもある。当社は7年間で展示品を商品にし、出展業者から投資家になり、中国の消費高度化の飛躍的な発展を目の当たりにした」と述べた。
シュナイダーエレクトリックのバイスプレジデントで、中国・東アジアエリア総裁の尹正氏は「環球時報」に、「世界クラスの交流の祭典である第7回輸入博は再び、中国の高水準対外開放の自信と、新たな質の生産力を作り質の高い発展を促す決意を示した。さらにグローバル企業による中国市場の深耕と協力・ウィンウィンの機会を創出した」と述べた。
「南華早報」は、「敷地面積を見ても出展業者数を見ても、食品及び農業は輸入博の重要な構成部分になっている。中国は現在、世界各地の農産品に向けより大きく扉を開いている。9月上旬には第1陣となるアフリカ産冷凍羊肉が中国に入った。中国は先ほど初めてマレーシアから生のドリアンを輸入した。豪州は今年、輸入博に過去最多の250社超の代表団を派遣し、うち7割弱が食品及び飲料品メーカーだ」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月6日