上海市で11月5日から第七回中国国際輸入博覧会(輸入博)が開かれています。8日午前、輸入博の大阪ブースを日本の岡田勝在上海総領事が訪れました。岡田総領事は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占インタビューの中で、輸入博の感想や大阪・関西万博に向けた両国の交流への期待を語りました。
岡田総領事は9月19日に総領事として着任し、初めて参加した輸入博について、「日本企業の多様な商品や技術が中国市場に根ざし、日中経済交流の一翼を担っている姿に感銘を受けた」とした上で、「日本企業の活動を通じ、中国とのパートナーシップがますます強まっていることに触れ、大変学びを得ている」と話しました。
さらに、今年、上海市と大阪市が友好都市締結50周年の節目に当たることに触れて、「日中間の人的交流の重要性がますます高まっている。上海を拠点に、今後も日本と中国の交流をさらに促進していきたい」と意欲を示しました。
今回の輸入博では、大阪市で来年開催される大阪・関西万博のPRも行われています。公式キャラクターの「ミャクミャク」が特別に大阪から駆けつけ、輸入博の来場者を歓迎しています。大阪・関西万博は「命輝く未来社会」をテーマに開かれ、160以上の国と地域が集まり、最新技術や文化交流を盛り込んだ多彩なプログラムが展開される予定です。岡田総領事は「中国の皆さんにもぜひ大阪へお越しいただき、活気あふれる大阪の魅力を体感してほしい」と呼びかけました。
今回の輸入博会場では、大阪・関西万博のプロモーションが大規模に展開されています。大阪ブースや日本貿易振興機構(ジェトロ)のブースをはじめ、資生堂など複数の日系企業のブース前にも万博のポスターが貼られ、クイズイベントや、ミャクミャクのパネルが置かれた撮影ブースの設置なども行われています。(取材:趙雲莎、梅田謙)
「中国国際放送局日本語版」2024年11月11日