ペルー経済学者・ペルー技術評価機関代表であるミゲル・カルダノ氏はこのほど記者の取材に応じた際に、中国・ペルー協力関係について次のように述べた。
ペルーは中国のラテンアメリカ地域における重要な協力パートナーの1つである。環太平洋地域にあるペルーにとって、発展は容易なことではない。中国は国の力を生かし、各方面の資源を整合し、前もって段取りし計画通りに発展している。
30年以上前、中国は貧困撲滅に力を入れ始め、今では大きな成果を上げた。中国の発展に敬服する。長年にわたり、貧困撲滅はペルーの目標であり、国内の貧困人口は毎年減少している。貧困撲滅の方法として国際貿易関係を促進し、新たな発展方向を探し、中国との協力もその1つである。ペルーと中国は国際貿易の舞台で「共通の思い」を抱き、ともに国際貿易の公平と開放的発展を望んでいる。
双方の協力を深化させるには両国民が互いに理解し、相手の文化を学ぶ必要がある。ほかの南米諸国と比べて、ペルーには多くの強みがあると思う。ペルーには華人・華僑がおり、我々の文化、飲食スタイルは中国と似ている。これもペルーと中国の友好を促進し、相互信頼を深めた。ペルーは民衆の中国に対する認識を高め、中国人の考え方を学び、中国のスポーツ、教育、芸術、若者の流行など様々な面を知る必要がある。同時に、中国人にもペルーの文化、我々の祖先、歴史について知ってもらいたい。
14日、ペルーと中国がペルー・中国自由貿易協定の改定議定書に電子商取引(EC)部分を追加した点に注目したい。実際、ペルー人は中国のSNSとECサイトを知りたいと強く望んでいた。たとえば、中国人がよく使用するWeChatを我々は学ぶ必要がある。中国人がよく使用するECサイトを通し各種の国際貿易を知り、中国との貿易が増えるとよい。中国のECサイトの革新はペルーにとって大きなチャンスといえる。ペルーの業者のECに対する知識は非常に少なく、このチャネルの利用方法を学び、ペルーがグローバル・サプライチェーンに早く溶け込めるようにする必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月19日