中国の農村消費の規模は今年に入り持続的に拡大し、消費の潜在力も急速に現れている。内需拡大と経済成長の安定化、農村振興の促進、都市部・農村部融合に大きな原動力をもたらしている。
四川省成都市新都区では、ドローンと自動運転車が配送を引き継ぎ、地元の農村物流・宅配の新たな手段になっている。
データによると、現在毎日1億件以上の宅配便が農村を出入りしており、行政村宅配サービス普及率は95%にのぼる。宅配の持続的な機能強化は、農村の消費の原動力を引き出す力強い支えになっている。同時に今年の新たな農機買い替え補助政策の実施に伴い、農村市場に進出する新型農機が増えている。湖北省は今年、農機買い替え品種を国家補助範囲の9種から15種に拡大し、同時に1億4700万元の国債資金を農機買い替えへの支援に用いている。年内の買い替え台数は3万5000台にのぼり、1万世帯以上の農家に利益をもたらす見込みだ。
各地は冬を迎え、特色観光ルートを作り、農村消費の新たな成長源を育成している。黒竜江省漠河市ではスキー場がオープンし、氷雪ショーが始まり、多くの観光客を集めている。江蘇省太倉市で新たに完成した長江林場探検公園は田園風景と自然教育を結びつけ、長江デルタの観光客の新たな観光地になった。国家統計局のデータによると、中国の今年第1−3四半期の農村消費財小売額は前年同期比4.4%増の4兆7695億元で、増加率で都市部を1.2ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月18日