中国上場証券会社の第3四半期決算が出揃った。新「国9条」の発表及び追加政策パッケージの実施に伴い、上場証券会社の業績が回復し、売上高と純利益の減少率が縮小した。特に第3四半期は業績改善が顕著で、証券業界は回復を迎えた。
同花順の統計データによると、今年第1−3四半期に売上高の減少率が縮小した上場証券会社は43社で、総売上高は前年同期比2.75%減の3714億2800万元となった。親会社株主に帰属する純利益は同5.93%減の1034億4900万元。
中国銀河証券の王晟会長は業績説明会で、業績改善の理由について、「A株市場の取引が非常に活発になり、1日平均の出来高が大幅に増加した。特に監督管理機関は9月末に政策パッケージを打ち出し、金融政策、財政政策、市場改革などの各方面から重大かつ有利なシグナルを発した。市場の自信を深め、資金の市場進出を促し、業界の景況感を上昇軌道にのせた。証券業界全体に積極的な影響をもたらした」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月25日