渤海唐山海域に位置する中国石油天然気股份有限公司冀東油田分公司南堡1号ガス貯蔵所ガス採取井の生産用バルブが26日に開かれ、天然ガスが採取フローに従い順調に生産装置に入った。これは中国初の洋上ガス貯蔵所の1回目の正式なガス採取の開始を象徴する出来事だ。
冀東油田ガス貯蔵所建設プロジェクト部党委員会書記で経理の張永東氏は、「ガス貯蔵所の天然ガスはパイプラインによって海底に潜り、水中を進み、最終的に国家パイプラインの大動脈に入る。ピークシフト・供給保障用のガスである、この海洋の奥深くから得られるクリーンエネルギーは、京津冀(北京・天津・河北)地区の各世帯に温もりをもたらす」と説明した。
ガス貯蔵所は中国の天然ガス供給の安定性と安全性を保障する重要な意義を持つ。冀東油田南堡1号ガス貯蔵所の設計上の有効貯蔵容量は18億1400万立方メートル。2021年に先導試験を実施し、23年に全体の建設が始まった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月27日