24年に北京市を訪問したインバウンド客は前年比186.8%増の394万2000人で、19年の88.9%まで回復した。うち香港・澳門(マカオ)・台湾地区客は19年比10.3%増の72万9000人で、18.5%を占めた。外国人客は321万3000人で81.5%を占め、19年の85.1%まで回復。
インバウンド客の体験性を高めるため、北京は域外銀行カードによる地下鉄乗車のサポート、空港決済サービスモデルエリアの使用開始、外国人SIMカードオンライン手続き試行などの措置を講じた。入境、モビリティ、宿泊、遊覧、ショッピング、決済などのサービスを全面的にカバーした。
また北京は「中軸を散策」「中軸をライド」など一連の新たな旅行商品を発表した。「亮馬河国際風情水岸」ナイトツアーと泡泡瑪特シティパークなどが観光客から好評を博した。フリープランのインバウンド客には、シティウォークや太極拳などのパーソナライズサービスにより需要を満たした。
慕田峪長城の24年の観光客数は200万人以上で、うち外国人客は40%。景勝地は決済のさらなる利便性向上と多言語サービスにより、さらに多くの観光客を集める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月14日