中国の自動車産業は2024年、新たな段階に上がった。中国汽車工業協会が13日に発表した最新データによると、中国の自動車生産・販売台数は24年にいずれも3100万台を突破した。うち新エネ車の生産・販売台数はいずれも1280万台以上で、10年連続で世界一となった。

中国汽車工業協会の陳士華副秘書長は次のように述べた。

24年上半期は自動車生産・販売が全体的に振るわず、自動車産業は在庫が膨らみ消費が低迷という困難に直面した。供給側と末端に大きな圧力が見られた。「両新」（大規模な設備更新及び消費財買い換え）などの政策が持続的に力を入れ、各地の補助制度が実施され奏効し、企業の販促が活況を維持したことで、消費の活力が徐々に引き出された。特に第3四半期は政策の強化に伴い、末端で望ましい発展の流れが見られた。第4四半期は良い流れを維持し、月間の生産・販売が高い水準を示した。通年の生産・販売台数は安定しつつ好転し、3100万の大台にしっかり乗った。

現在の自動車業界は依然として多くの困難と挑戦に直面している。これは主に、外部環境の変化による悪影響の深まり、自動車消費の内部からの原動力の不足、業界の競争激化、収益面の持続的な圧力などだ。国家発展改革委員会と財政部はこのほど通知を出し、消費財買い替えの範囲を拡大した。一連の政策の発表と実施に伴い、政策パッケージの効果が持続的に引き出され、自動車市場の潜在力がさらに引き出されるだろう。25年の自動車市場は安定しつつ好転の発展の流れを呈し続ける見込みだ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月15日