中国鋼鉄工業協会の姚林会長は20日、北京市で開催された中国鋼鉄工業協会第6期会員大会第7回会議で、鉄鋼業界の「減量発展、ストック最適化」段階の特徴が日増しに顕著になっていると述べた。中国の製造業の鉄鋼消費量が占める割合は2020年の42％から24年の50％に上がり、鉄鋼製品の構造調整が続いているという。

記者の調べによると、製造業のモデル転換と高度化を背景とし、新エネ及び新型インフラの鉄鋼消費量の増加が顕著だ。鉄鋼企業は市場の変化に能動的に適応し、品種構造を積極的に調整し、ハイエンド及び特殊鋼材の研究開発と生産を強化している。

中国の鉄鋼業界は24年に先端低炭素技術を模索し、グリーンで低炭素なモデル転換を急いだ。河鋼集団の水素冶金グリーン自動車板金の連続鋳造生産ラインが生産開始し、中国鋼研科技集団有限公司が純水素縦型炉モデルラインを完成させ、中国鋼鉄股份有限公司が低炭素冶金技術のイノベーションで世界の先頭を走った。

姚氏によると、2025年には製造業の鉄鋼消費の需要が増加を維持する見込みだ。うち「両新」政策（大規模な設備更新及び消費財買い換え政策）は自動車及び家電業界の成長維持を促進し、新エネ車及び家電製品の生産増はハイグレード珪素鋼（珪素を含む特殊鋼）の需要をけん引する。家電の鉄鋼消費は軽量化や耐腐食などをより重視する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月21日