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国際コーヒー豆先物価格が高騰、雲南産コーヒー豆に好機到来

中国網日本語版  |  2025-02-10

国際コーヒー豆先物価格が高騰、雲南産コーヒー豆に好機到来。

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発信時間:2025-02-10 15:46:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国際コーヒー機関(ICO)が2024年12月に発表した報告書によると、コーヒー価格指数が24年通年で40%上がった。ブラジルなどの世界主要産地の減産の影響を受け、ニューヨークのインターコンチネンタル取引所(ICE)でアラビカコーヒー豆の先物価格がこのほど1ポンド当たり4ドルの大台に乗り、記録更新を続けている。コーヒー豆先物価格は今年に入り急激に伸びている。世界でコーヒー豆の供給が逼迫する中、中国・雲南省産のコーヒー豆の売れ行きが好調で、発展のチャンスを迎えている。

雲南省のコーヒー豆の栽培面積及び生産量は中国の98%以上を占め、コーヒー製品は世界の40以上の国及び地域に輸出されている。雲南産コーヒー豆調達価格は今月6日に1キロ上がり60元を超えた(前年同期は1キロ当たり33元)。

雲南曼箐荘園の創業者である張暁芸氏は、「雲南産コーヒー豆は当初値がつかなかったが、今や需要に供給が追いつかない状況だ。調達価格は先物価格に基づき上がり、コーヒー豆農家及び農園の所得が上がっている。私たちはこれを喜んでおり、今後の発展に十分な自信を持っている」と述べた。

コーヒー豆の栽培は長期で、世界の主要供給側の回復に時間がかかるが、コーヒー消費の需要は増えるばかりだ。雲南産コーヒー豆の一部の就業者は、コーヒー豆先物価格が変動しつつ上がる流れはさらに続くと見ている。雲南省コーヒー業界協会の呉易蓉副秘書長は、これは雲南産コーヒー豆のチャンスとした。

雲南大学農学院准教授、雲南省精品コーヒー学会常務理事の何飛飛氏は、「長期的に見ると、雲南省のコーヒー豆栽培面積が限られていることから、コーヒー豆の価格が上がり続けるならば雲南省と周辺諸国のコーヒー豆栽培協力を促す可能性がある」と話した。コーヒー豆の価格という消費者が最も関心を寄せる問題については、「雲南省の全産業チェーン型コーヒー企業はコーヒー豆の倉庫保管や、国内でのコーヒー豆調達の割合の上昇などの措置により価格変動に対応し、消費者の安定性を守り、商品価格の調整でより慎重になると良いだろう」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月10日

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