国家外貨管理局が7日に発表したデータによると、中国の外貨準備高は2025年1月末現在で3兆2090億ドルで、24年12月末比で67億ドル増（0.21％増）となっている。

国家外貨管理局は、「25年1月は主要エコノミーのマクロ経済データ、主要中央銀行の金融政策、期待感などの影響を受けドルインデックスが下がり、世界の金融資産価格が全体的に上昇した。為替換算や資産価格の変化などの総合的な作用により、1月の外貨準備高が増加した」と発表した。

中銀証券の管濤グローバルチーフエコノミストは、「1月は人民元レートの双方向の変動の柔軟性が高まり、外貨準備高が基本的な安定を維持し、域内外の外為市場の強靭性を十分に示した。同期の域内銀行間市場の人民元外貨即時決済の取引額は月平均372億ドルで、同期の最高記録を更新した」と分析した。

民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「中国の国際貿易製品及び地域構造の多元化に伴い、対外貿易の強靭性が持続的に高まり、国際収支の全体的な安定に向け確かな基礎を固めた。これは中国の外貨準備の基本的な安定の維持を支える」と述べた。

データによると、中国の25年1月末の金保有量は前月比16万オンス増の7345万オンスで、3カ月連続の増加となった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月8日