中国物流・調達連合会が6日に発表したデータによると、今年1月の世界製造業購買担当者景気指数(PMI)は50で、前月比0.5ポイント上昇と3カ月連続で上昇した。
中国物流情報センターの武威アナリストは「証券日報」に、「世界の製造業が安定的にスタートを切り、今年の世界経済の安定的な発展に向け良好な基礎を固めた。主要国際機関は今年の世界経済安定の予想を維持している」と述べた。
地域別に見ると、1月のアジア製造業PMIは前月比0.4ポイント低下の50.7で、やや低下はしたが13カ月連続で50以上を維持した。注意すべきは、1月のアメリカ大陸製造業PMIが50.9で、9カ月連続で50以下という流れを止めたことだ。
武氏は、「中国の一連の追加政策のスムーズな実施は、中国経済の安定、ひいては世界経済の安定回復に対して積極的な意義を持つ」と分析し、次の見方を示した。
需要の内的動力の不足、地政学的衝突、貿易摩擦の激化という3つの主要問題は、世界経済の回復と並んで進む。科学技術発展が大量の革新的な需要を生み出さないという前提のもと、世界市場の需要の内的動力の回復にはまだ時間がかかる。一部地域の地政学的衝突には顕著な改善の兆しがなく、世界経済回復への妨害が残り続ける。追加関税を始めとする貿易摩擦は今年、世界経済の回復に不確実な影響をもたらす。同時に、経済回復の強靭性を保つ上での地域協力の強化の重要性を認識する国が増えている。対立と協力という2つの経済思想の駆け引きも今年続き、世界経済の回復の方向に影響を及ぼしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月7日
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