春節はECプラットフォームの消費閑散期であるにもかかわらず、オフライン業務の需要は依然として高いままだ。北京商報が複数のEC企業を取材したところ、国の補助金のけん引を受け、春節期間中は携帯電話やデジタル機器などのEC実店舗での売れ行きが好調だったことが分かった。
京東モール重慶楊家坪店の于天放副店長は、「春節を控え、携帯電話への国の補助金支給が正式に始まった。携帯電話、デジタル機器、タブレットPCなどのエリアが消費者から好評を博した。人々は補助金を得られるうちに携帯電話やデジタル機器を買い替えた。春節期間中、当店は通信機器類の売上が好調だった」と述べた。
情報によると、重慶京東モールは2024年6月オープンで、面積は約6万平方メートル。飲食、娯楽、ホームライフなどの業態を追加した他、重慶京東モールはさらにeスポーツ、コスメ、 パーソナルケアなどの体験エリアを設置した。于氏は、「オフライン消費のトレンドは近年、徐々に売り場による消費シーンの提供に転じており、かつ消費者が需要を発見するよう能動的に働きかけている。需要、商品、体験を効果的に融合させている」と述べた。
同時にECプラットフォームと即時配送企業も家庭での会食、親戚・友人訪問、連休中の観光などの需要に力を入れ、生の水産品などの品目が大幅に増加した。
叮咚買菜の責任者によると、旧暦大晦日の前日から旧暦1月2日にかけて、水産品の販売が前年同期比で3倍超増加した。豚肉類商品の全体的な販売は2倍増。また親戚・友人訪問などの影響を受け、プラットフォームの果物ギフトなどの販売量が春節中に60%増加した。
即時配送企業も春節中に対応に追われた。順豊同城の責任者によると、年越し用品やご馳走の購入、年越し料理の配送、会食時のコーヒーやお茶など、即時配送はすでに春節の消費の全シーンに深く浸透している。受取、発送、購入、順番待ちを代理で行う便利なパーソナライズ化サービスが、春節期間中に利用者から好評を博したことに注目すべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月6日
|
|
![]() |