中国の映画市場は春節中に大盛況となり、域外メディアによって続々と報じられた。猫眼専業版プラットフォームの統計によると、2月4日午後5時現在で2025年春節映画の興行収入が92億元を超え、2024年同期の80億1600万元の最高記録を上回り、更新を続けている。うち興行収入トップ3は「哪吒之魔童鬧海（哪吒2）」「唐探1900」「封神第二部：戦火西岐」で、うち「哪吒2」は46億元以上で2位以下に大差をつけている。

米誌「ザ・ハリウッド・リポーター」も中国の興行収入の動きを注視している。「中国の映画市場は昨年の鈍化から回復しており、今年の春節映画の1−5日目の興行収入は前年同期で27.3％と激増した。うち『哪吒2』は重要なけん引力を発揮した。本作の興行収入は最終的に戦争映画『長津湖』の57億7500万元を上回り、中国の映画史上最高の記録を樹立する見込みだ。本作の第1部は2019年に50億元の興行収入で、中国で観客動員力が最も高いアニメ作品になった。春節映画の優れた興行収入は、中国映画業界の昨年の低迷に終止符を打つ。IMAXコーポレーションも中国映画市場の盛況から多くの利益を手にした。同社の春節映画1−5日目の収入は3810万ドルで、23年の3400万ドルを上回った」

ロイター通信は、中国の春節映画がこれほど輝かしい成績を収められたのは、現地の大作IPの長期的な動員力によるものとした。ロイター通信は、「春節映画が新記録を樹立できたのは、中国の人気大作の続編が観客動員に成功したからだ。また中国政府の刺激策も効果を発揮した。北京市、江蘇省、湖北省、広東省などの地方政府はチケット割引を提供した。小都市の映画館も春節中に満員御礼となり、湖南省のある映画館は立見券を出したほどだ」と伝えた。米誌「バラエティ」は、「中国映画市場は力強い流れを保ち、全面的に回復する見通しだ」と展望した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月5日