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トップに登り詰めた「哪吒2」、人気の秘密は?

中国網日本語版  |  2025-02-07

トップに登り詰めた「哪吒2」、人気の秘密は?。

タグ:哪吒2

発信時間:2025-02-07 15:29:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

統計データによると、「哪吒2」の興行収入は6日正午時点で「長津湖」を抜き、中国映画興行収入ランキングのトップとなった。

灯塔専業版のデータアナリストである陳晋氏によると、「哪吒2」はその他の春節映画よりもグループで見る観客の割合が高く、多くの保護者が子連れで観賞している。「関連データによると、本作は30代の、低・中頻度の観客が高い割合を占めている。映画市場で主力だった多くの観客が長い時を経て、本作の高評価により再び映画館に戻った」

1月29日の上映開始よりわずか10日未満で中国の新たな映画興行収入を記録した「哪吒2」は、なぜこれほど人気があるのだろうか。

優れたストーリーと活き活きとしたキャラが、観客の共感を生んだ。

中国伝媒大学アニメ・デジタルアート学院の範敏教授は、「本作は前作の『私の運命は天ではなく自分で決める』という中身を引き継ぎながら、パーソナルアイデンティティ、価値の実現、肉親や友人との情などの多元的なテーマを表現している。これらのテーマをめぐる探究はいずれも現代社会のホットな問題に焦点を絞っている」との見方を示した。

範氏はさらに、「中国の伝統文化を原作とするアニメ映画が近年多く発表されている。優れた改作はその表現において、時代、大衆、生活からかけ離れてはならない。現代人の間で広く共鳴を起こすのが優れたストーリーだ」と続けた。

丁寧な視覚効果が、観客を震撼させる視聴体験をもたらす。

情報によると、「哪吒2」のキャラ数は第1作の3倍で、かつ新旧のキャラクターが全面的に刷新された。モデリングはより精巧に、肌の質感はよりリアルになった。また本作の特殊効果シーンは2000弱で、制作チームは4000人以上。本作の陳塘関大戦のアクションシーンの時間は約1分だが、絵コンテ制作に半年かかった。

餃子監督は、観客が見たことがなく、視覚の強い衝撃を生むコンテンツこそ価値があると考える。「突破を目指してきたため、逃げ道を残さなかった。最初から『手が届かない』目標を設定し、それから懸命に取り組んだ」

監督は、「アニメ作りには、量より質という心理がある。観客からは2作目を作るチャンスを頂いた。適当に作品を出すのは、私たちの理想に合わない。観客は誠意ある作品を拒まないと信じている」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月7日

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